単収と先物価格の関係について考える。ー【非会員限定】コーン先物情報ブログ
昨今のコーン相場は作柄予測発表前と言うこともあり、相場も上下を繰り返してきている。本ブログでも今後の予測について書いてきたが、結局どうなるかはわからない。短期的な値動きを狙って仕掛けるのは非常に難しい、ということだ。
つまり、長期が有利ということだが、そうなると投資家たちは何をすればいいのだろうか?
コーン相場を仕掛けるとき、先物の鞘が期近に近づくにあたって徐々に減少する、ということを狙って仕掛ける、と言う方法が非常に有効である。また、先物の鞘は通常順ざやであるため、たいていの場合、先物価格は徐々に下落し、現物価格に近づいていく。売りが勝ちやすい環境である。
この原則を利用したい。しかし、相場の変動に流されてしまうと、どこで仕掛ければいいのかわからなくなってしまう。
この時の僕の中の答えは、
「死ににくいポイントで仕掛ける」
ということである。
死ににくいポイントとは
このヒントになる考え方が、下記記事である。
ようは、コーン相場の場合、株式よりも、ある程度あたりをつけてどの程度の範囲で値が動くのかを予測することができる、ということである。結局は予測することにかわりわないのだが、株式相場を仕掛けたことがある人は、このことの大きさをわかってもらえると思う。
記事の中でも、最終繰り越し残別に価格変動レンジを書いた。これを参考にすれば、わかりにくい相場でもある程度目標を持って仕掛けることができると思う。
特にわかりにくい相場の際には、結果が悪かった場合の相場の変動幅を予測して、最大でどこまで上昇するか、あたりをつけることとなる。
あたりのつけ方
前回のブログで、単収予測を書いた。一番悪いときであっても、163ブッシェル/エーカー程度であろう、という予測であった。
(この記事です。)
また、前前回のブログで示した単収別の価格レンジの表を再掲する。
この2つの情報から、予測される価格レンジは$350-420/ブッシェルとなる。現在の9月減の先物価格は$370/ブッシェルであることから、$50/ブッシェルまでの上昇があり得る、と見ていい。
しかし、これまで書いてこなかったが、アメリカコーンの需要減についてもしきりに騒がれており、繰り越し残が100百万ブッシェルほど上昇するかも?という情報があることから、これを加えると、価格レンジはだいたい$335-405/ブッシェルになることが想定される。よって、これから$35/ブッシェルの上昇があり得る。
まとめ
参考になったかはわからないが、単収別の価格レンジ予測を書いてみた。実際には、本ブログで把握しきれていない情報もある可能性があると思われるが、そんなに大きく外れない物だろうと予測している。
参考にしてほしい。
質問はコメント欄に。
ブログランキングに参加しているので クリックにて応援してほしい!
次の記事もご参考に。