コーンベルトの干ばつ最新状況ー【非会員限定】コーン先物情報ブログ
去る、7月27日に米国の干ばつ状況が更新されました。
コーンベルトの干ばつ状況は6月から7月にかけ、徐々に悪化。
今はどうなっているのか、注目していた。
7月25日現在、ある程度降雨観測もあった後であり
7月17日の週の降雨がどの程度効果があったのか、
その総括のような情報になると思われる。
コーン収穫量のメインの州を中心に見ていきたい。
(収穫量が多い州について知りたいならばこちら)
アイオワ州の状況
アイオワ州は前週より若干悪化している。
本当に少しだけなのだが…。
干ばつの状況としては横ばいと言ったところ。
雨があったはずだが、全く干ばつ傾向からの回復はしていない。
イリノイ州の状況
イリノイ州は干ばつ状況から改善。
まだ、干ばつ傾向は残っているが、他州と比較すれば、ほぼ問題ないのだろう。
ネブラスカ州の状況
ネブラスカ州は悪化している。しかも結構な割合。降雨も限定的だったと思われる。
ミネソタ州の状況
ミネソタ州はこれまでも大きな問題がなかったのだが、
今も問題なさそうだ。
上位4州はアイオワとネブラスカの干ばつ傾向が回復していないことがわかる。まだまだ雨が必要な状況であると想定される。
特に干ばつがひどそうな地域の状況
ノースダコタ州が特に干ばつがひどいといわれていました。
依然として状況は変わっていない、、、
引き続き、ひどい干ばつが継続していると思われる。
同じく干ばつがひどいサウスダコタ州は、
こちらもほとんど変わっていない!
特に干ばつがひどい2州の干ばつ状況はほとんど変わっておらず、依然として危機的な状況であると想定される。
(但し、この2州以外はそんなにひどい状況ではない)
まとめ
降雨があったところもあれば、降らないところもあった
というのがニュースで得た情報だったのだが、
やはり、降雨がなかった地域も多かったのだろう。今のところ干ばつ状況の改善が見られていない。
実際、一部乾燥による障害も出始めているようだ。(下記記事参照)
Drought putting stress on U.S. corn, soybeans, wheat, livestock | News-Gazette.com
ただし、先週以降、気温は平年並み以下まで下がったため、
高温障害の影響は減ってきていると想定されるが、どうか?
現在は受粉時期。高温になると花粉が死んでしまうため、受粉効率が下がり、
その結果、実にならないものが増加してしまう、という可能性がある。
実際に状況が分かるのは、来週以降となりそうで、まだまだ情報をとる必要がありそうだ。
質問はコメント欄に。
ブログランキングに参加しているので クリックにて応援してほしい!
次の記事もご参考に。